孵化31日目 誕生15日目 水は溺れる最悪を想定して入れよう
夜23時、芦ノ湖から帰って来た俺は真っ先にヒメウズラのケージに向かった。
5匹がピィピィ泣いているが、元気だ。
あれ、一匹は?
残りを見ると、黄色のヒナがいない!? 天井は網なので出ることはできない、ということは?
ケージを見ると、床が水浸し。そして、角に頭を突っ込んで丸まっていたヒナがいた。
もう冷たくなっていた。なぜ……。
自動給水用の水入れを用意して、多めに入れておいたが、それを「倒したうえで水浸し」にしていた。
さらに、首を突っ込んで溺れているように亡くなっていた。
3gのヒナでは到底動かせないはずの給水機を、どうやって?
今測ると20g近くあり、1匹は無理でも端っこに行きたがるヒナたちが集まってグリグリすれば、確かに押し倒すことはできるかもしれない。
亡くなったヒナの写真は撮影したが、腐敗が始めっていて見れられないのでやめることにした。
これは出発前の元気な6匹の写真。この中で左の黄色のどちらかが亡くなったのだ。
悲しい。
でも一つ学んだ。
「水は溺れる最悪を想定して入れよう」